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分子・再生歯科補綴学分野

分野の紹介

 当分野は、教育ではクラウン・ブリッジ補綴学を担当しています。学部教育では、歯科医療のデジタル化の流れに沿った実践的な授業を行うとともに、歯科医学教育を充実させるべく、歯を切削する技能の客観的評価方法やシミュレーションシステムの確立に取り組んでいます(奥山助教)。
 診療室(東北大学病院・咬合修復科)ではクラウン,ブリッジ,インプラントなどの固定性補綴装置を用いた治療を専門としています。審美性の回復を目的としたクラウン・ブリッジ治療に対する当分野の診療・研究の歴史は長く、近年ではデジタル歯科医療を積極的に導入し、CAD/CAMシステムを用いたメタルフリー歯冠修復治療を専門にしています。同時に、Minimal Interventionの概念に基づく接着ブリッジ、短縮歯列、インプラント補綴治療を実践しています。一方、積極的な感染除去を基本とした歯周補綴治療を実践し、重度の歯周病患者に対する歯周インプラント補綴、短縮歯列による機能回復など、高い専門性を要する治療を手掛けています。これらの専門治療を基本に、患者様の高い満足が得られる診療に努めています。
 研究面で我々が目指すのは、補綴歯科治療を分子レベルで生物学的および材料学的に理解することです。この理解を基盤にして、歯を失うことによって損なわれたQOLを回復し、これを維持していくために必要となる技術を、従来の歯科補綴学のみならず再生医学にも求め、エビデンスをもって追求していきます。現在、幹細胞を応用した顎骨あるいは歯の再生医療技術の開発や(新部助教・鎌野助教)、新規インプラント材料の開発(山田講師)に取り組んでいます。また、CAD/CAM法を用いたメタルフリー歯冠修復治療について、基礎研究と臨床研究の双方から臨床に直結するエビデンスを集積しています(三浦助教・原田助教)。一方で、再生歯科医療の発展には“感染”を確実に制御する技術が必須です。当分野では、“歯周インプラント補綴(Perio-Implant-Prosthesis)”の観点から、独自のラジカル殺菌技術を基に、感染除去治療を効果的に行うための治療器の開発や臨床研究を行っています(菅野臨床教授)。
 当研究室の詳細は、「研究室HP」をご覧ください。

教員構成

  • 江草 宏教授:江草 宏
  • 教授
    江草 宏
    講師
    山田 将博
    助教
    奥山 弥生
    助教
    石橋 実
    助教
    新部 邦透
    助教
    三浦 賞子
    助教
    鎌野 優弥
    助教
    原田 章生

主な研究テーマ

  • iPS細胞/間葉系幹細胞を基盤とする口腔組織再生技術の開発
  • 歯肉を用いた医療応用に安全なiPS細胞の開発
  • バイオミメティック骨再生材料/インプラント材料の開発
  • ケミカルバイオロジーに基づいた骨再生促進剤の開発
  • 歯槽骨吸収における骨免疫学の研究
  • テーラーメイド補綴歯科医療の確立に向けた術前診断法の開発
  • CAD/CAM法を用いたメタルフリー歯冠修復の基礎・臨床的研究
  • 支台歯形成を可視化/スコア化した評価システムの開発
  • 光エネルギーにより生成するフリーラジカルを応用した歯科治療法の開発

最近の業績

  1. Miura S, Kasahara S, Yamauchi S, Egusa H: Three-dimensional finite element analysis of zirconia all-ceramic cantilevered fixed partial dentures with different framework designs. Eur J Oral Sci, in press.
  2. Niibe K, Zhang M, Nakazawa K, Morikawa S, Nakagawa T, Matsuzaki Y, Egusa H: The potential of enriched mesenchymal stem cells with neural crest cell phenotypes as a cell source for regenerative dentistry. Jpn Dent Sci Rev, in press.
  3. Niibe K, Suehiro F, Oshima M, Nishimura M, Kuboki T, Egusa H: Challenges for stem cell-based “regenerative prosthodontics”. J Prosthodont Res, 61(1):3-5, 2017.
  4. Okawa H, Kayashima H, Sasaki JI, Miura J, Kamano Y, Kosaka Y, Imazato S, Yatani H, Matsumoto T, Egusa H: Scaffold-free fabrication of osteoinductive cellular constructs using mouse gingiva-derived induced pluripotent stem cells. Stem Cells Int, Article ID 6240794, 2016.
  5. Yu G, Okawa H, Okita K, Kamano Y, Wang F, Saeki M, Yatani H, Egusa H: Gingival fibroblasts as autologous feeders for induced pluripotent stem cells. J Dent Res, 95(1):110-118, 2016.
  6. Sato H, Niwano Y, Nakamura K, Mokudai T, Ikai H, Kanno T, Egusa H: Efficacy and safety of a therapeutic apparatus using hydrogen peroxide photolysis to treat dental and periodontal infectious diseases. J Toxicol Sci, 41(6): 793-799, 2016.
  7. Ankyu S, Nakamura K, Harada A, Hong G, KannoT, Niwano Y, Örtengren U, Egusa H: Fatigue analysis of computer-aided design/computer-aided manufacturing resin-based composite vs. lithium disilicate glass-ceramic. Eur J Oral Sci, 124(4): 387-95, 2016.
  8. Harada A, Nakamura K, KannoT, Inagaki R, Örtengren U, Niwano Y, Sasaki K, Egusa H: Fracture resistance of CAD/CAM-generated composite resin-based molar crowns. Euro J Oral Sci, 123(2):122-129, 2015.

分野問い合わせ

医局長・山田 将博
E-mail:crbr.mrpros*tohoku.ac.jp(*を@に変えてください。)
TEL:022-717-8363

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