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口腔器官構造学分野

分野の紹介

口腔器官構造学分野は昭和40年の東北大学歯学部創設時から解剖学教育と研究のために、佐伯 政友先生(東北大学名誉教授、故人)の下、口腔解剖学講座として開設され、その後、菊地 正嘉先生(現東北大学名誉教授)により改名されました。平成21年7月1日より菊地正嘉先生の後任として市川博之が就任いたしました。現在、同分野におきましては佐藤匡助教、木下省吾技術職員らと協力しながら教育、研究、教室運営を行っております。

当分野は、人体、特に口腔領域のしくみ(構造)についての教育を行っています。担当授業科目は2年次の「歯のかたち」および「人体の構造」です。実物の歯(抜去歯)の観察をとおして、ヒトの歯の形態を理解し、歯科医師としての最も基礎的かつ必須の知識を身につけたり、人体解剖をとおして精緻な人体の仕組みを理解するとともに人の生と死、医の倫理について考えます。また、口腔および頭部顔面領域の形態や機能、特に痛みをはじめとしたさまざまな感覚の伝達機構に関する研究を行っています。

教員構成

  • 市川 博之教授:市川 博之

主な研究テーマ

  • 口腔および顔面領域の肉眼解剖学的研究
  • 口腔顔面領域における各種センサーの分布と機能に関する研究
  • 慢性疼痛モデル動物における疼痛閾値の変化とそのメカニズムに関する研究
  • 筋失調症及び筋委縮症モデルマウスにおける運動及び感覚ニューロンに関する研究

最近の業績

  1. Nagayama T, Seiryu M, Deguchi T, Kano M, Suzuki T, Takano-Yamamoto T, Ichikawa H: Increase of CGRP-Containing Nerve Fibers in the Rat Periodontal Ligament After Luxation. Cell Mol Neurobiol, (in press).
    歯の脱臼後にお歯槽骨の改造現象にCGRPが関与している可能性を示唆した。
  2. Kano M, Shimizu Y, Suzuki Y, Furukawa Y, Ishida H, Oikawa M, Kanetaka H, Ichikawa H, Suzuki T: Pituitary adenylatecyclase-activating polypeptide-immunoreactive nerve fibers in the rat epiglottis and pharynx. Ann Anat. 2011;193:494-499.
    PACAPが咽頭粘膜における感覚情報の伝達に関与している可能性を示唆した。
  3. Ichikawa H, Sato T, Kano M, Suzuki T, Matsuo S, Kanetaka H, Shimizu Y: Masseteric nerve injury increases expression of brain-derived neurotrophic factor in microglia within the rat mesencephalic trigeminal tract nucleus. Cell Mol Neurobiol. 2011;31:551-559.
    マイクログリアにおけるBDNFがラット三叉神経中脳路核ニューロンの再生に関与している可能性を示唆した。
  4. Ichikawa H, Kano M, Shimizu Y, Suzuki T, Sawada E, Ono W, Chu LW, Cote PD: Increase of c-Fos and c-Jun expression in spinal and cranial motoneurons of the degenerating muscle mouse (Scn8a(dmu)). Cell Mol Neurobiol. 2010;30:737-742.
    筋委縮症モデルマウスの運動ニューロンにおいて転写因子の発現が増加していることを明らかにした。
  5. Ichikawa H, Zhao BR, Kano M, Shimizu Y, Suzuki T, Terayama R, Matsuo S, Sugimoto T: Tunicamycin-induced cell death in the trigeminal ganglion is suppressed by nerve growth factor in the mouse embryo. Cell Mol Neurobiol: 2010;30:461-467.
    NGFがツニカマイシンによって生じる三叉神経節ニューロンの細胞死を抑制することを明らかにした。

分野問い合わせ

E-mail:hiroichi*anat.dent.tohoku.ac.jp(*を@に変えてください。)
TEL:022-717-8281
FAX:022-717-8284

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