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歯内歯周治療学分野

分野の紹介

歯内歯周治療学分野は、口腔内の2大感染症の一つである歯周病、そして歯髄/象牙質複合体への感染により生じる歯内疾患(歯髄疾患および根尖性歯周組織疾患)という慢性炎症をターゲットとして、その発症・進展機構解明と歯周組織および歯髄/象牙質の再生治療法の開発を目指した研究を行っています。

歯周病を代表例として、口腔内の細菌感染とそれにより生じた炎症が全身の健康に様々な影響を及ぼすことが近年明らかにされています。当分野では、発症メカニズムとそれに基づいた診断・治療法の開発のみならず、硬・軟両方の組織からなる歯周組織と象牙質/歯髄複合体の再生についての研究を展開しており、歯学だけでなく基礎医学の国際一流誌に数多くの成果を報告しております。

歯内歯周治療学分野は東北大学病院歯科部門において歯周病科と歯内療法科を担当しており、先進医療を含む歯周病と歯内疾患の治療を行うばかりでなく数々の臨床研究・臨床治験も実施しています。口腔から全身の健康確立に寄与していく、それが私たちの目指すものです。

教員構成

  • 山田 聡教授:山田 聡
  • 根本 英二准教授:根本 英二

主な研究テーマ

  • 歯周病ならびに根尖性歯周疾患の分子生物学的病態解析
  • 歯周病の全身的影響の分子生物学的解析
  • 歯周組織再生医学
  • 歯周病の病態診断法の開発
  • マイクロ精密加工による生体材料の開発
  • 歯髄及び歯周組織の病態生理学

最近の業績

  1. Tada H, Nemoto E, Foster BL, Somerman MJ, Shimauchi H. Phosphate increases bone morphogenetic protein-2 expression through cAMP-dependent protein kinase and ERK1/2 pathways in human dental pulp cells. Bone 48:1409-1416, 2011.
    細胞外イオンであるPO42-の上昇が歯髄細胞のBMP-2発現レベルを増加することを示した。
  2. Kanaya S, Nemoto E, Ebe Y, Somerman MJ, Shimauchi H. Elevated extracellular calcium increases fibroblast growth factor-2 gene and protein expression levels via a cAMP/PKA dependent pathway in cementoblasts. Bone 47:564-572, 2010.
    細胞外Ca2+濃度の増加によってセメント芽細胞のBMP-2発現が上昇し、分化誘導されることを示した。
  3. Mayanagi G, Kimura M, Nakaya S, Hirata H, Sakamoto M, Benno Y, Shimauchi H. Probiotic effects of orally administered Lactobacillus salivarius WB21-containing tablets on periodontopathic bacteria: a double-blinded, placebo-controlled, randomized clinical trial. Journal of Clinical Periodontology 36:506-513, 2009.
    プロバイオティクスが口腔内の歯周病原菌を減少させることを示した。
  4. Nemoto E, Koshikawa Y, Kanaya S, Tsuchiya M, Tamura M, Somerman, MJ, Shimauchi H. Wnt signaling inhibits cementoblast differentiation and promotes proliferation. Bone 44:805-812, 2009.
    Wntシグナルが、セメント芽細胞において分化を阻害しつつ、増殖を誘導することを示した。
  5. Shimauchi H, Mayanagi G, Nakaya S, Minamibuchi M, Ito Y, Yamaki K, Hirata H. Improvement of periodontal condition by probiotics with Lactobacillus salivarius WB21: a randomized, double-blind, placebo-controlled study. Journal of Clinical Periodontology 35:897-905, 2008.
    プロバイオティクスにより歯周組織の臨床パラメーターが改善することを初めてランダム化比較試験で示した。

分野問い合わせ

E-mail:e-nemoto*dent.tohoku.ac.jp(*を@に変えてください。)
TEL:022-717-8336
FAX:022-717-8339

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