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口腔微生物学分野

分野の紹介

慢性的な口腔感染症は全身疾患の病態と関連することが明らかにされてきており、口腔の健康維持が全身疾患の予防に重要であることが注目されています。例えば、ほとんどの成人が罹患する口腔感染症である歯周病は炎症病態の慢性化を特徴としますが、歯周病が慢性化・遷延化する病態機序は不明な点が多く、その解明は喫緊の課題です。そこで、私たちは口腔感染症における慢性アレルギー炎症に着目し、微生物学的—免疫学的な観点から基礎研究を行っています。また、口腔から全身まで幅広い視野を持つ歯科医学研究者の育成を目指しています。

教員構成

  • 佐々木 啓一教授:佐々木 啓一

主な研究テーマ

  • 口腔感染症における慢性アレルギー炎症に関する研究
  • 口腔感染症における上皮バリア破綻に関する研究
  • 口腔常在細菌叢による口腔粘膜ホメオスターシス制御に関する研究
  • 菌体成分による自然免疫応答に関する研究

最近の業績

  1. Tada H, Matsuyama T, Nishioka T, Hagiwara M, Kiyoura Y, Shimauchi H, Matsushita K. Porphyromonas gingivalis gingipain-dependently enhances IL-33 production in human gingival epithelial cells. PLOS ONE, doi: 10.1371/journal.pone.0152794, in press, 2016.
    慢性歯周炎患者の歯肉組織にはIL-33が発現し、Porphyromonas gingivalisが産生するプロテアーゼであるジンジパインは、ヒト歯肉上皮細胞のIL-33を誘導することを明らかにした。
  2. Tada H, Shimizu T, Nagaoka I, Takada H. Vitamin D3 analog maxacalcitol (OCT) induces hCAP-18/LL-37 production in human oral epithelial cells. Biomed Res, in press, 2016.
    活性型ビタミンD3誘導体であるOCTは、ヒト口腔上皮細胞から抗菌ペプチドであるhCAP-18/LL-37産生を誘導することを明らかにした。
  3. Tada H, Shimauchi H, Takada H, Matsushita K. Possible roles of IL-33 in periodontal diseases: Porphyromonas gingivalis induced IL-33 in human gingival epithelial cells. Interface Oral Health Science 2014, p293-303, 2014.
    Porphyromonas gingivalisによるヒト歯肉上皮細胞のIL-33誘導は、同細胞からのhCAP-18/LL-37産生を負に制御する可能性を示した。

分野問い合わせ

E-mail:htada*tohoku.ac.jp(*を@に変えてください。)
TEL:022-717-8306
FAX: 022-717-8309

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