食べ物の入り口である口腔の科学、すなわち「歯学」と、これまでの“食(しょく)”の科学である「栄養学」と「食品科学」とを統合・融合した全く新しい学問であり、世界初の学術領域である「食学」を広く発信し、情報共有、情報交換の場を創出することを目的とし、年1回、「革新的食学拠点シンポジウム」を開催しております。
「革新的食学拠点シンポジウム」では、アカデミアだけでなく、企業を含め、関連企業団体を交えての開催としており、研究成果の社会実装へ向けた産官学連携も推進しています。
来年以降は国際シンポジウムでのセッション等を通した海外との連携も視野に入れており、東北大学発の世界最先端の研究を目指していく予定です。
1)『食学拠点の形成』キックオフシンポジウム (令和2年度開催)(ポスター)
- 開催日程:2020年12月21日(月)13:00-16:00
- 開催形式:オンライン形式
〈当日スケジュール〉
- 開会挨拶 川上 伸昭(宮城大学理事長・学長)
- パネルディスカッション:「食学」とは (座長・小坂健教授)
- 東北大学大学院歯学研究科 髙橋信博研究科長
- 東北大学大学院農学研究科 阿部敬悦研究科長
- 宮城大学食産業学群 西川正純学群長
3名によるパネルディスカッション
- セッションⅠ:「食品/栄養」(座長・西川食産業学群長/阿部農学研究科長)
- 「分子調理と介護食」石川 伸一(宮城大学食産業学群・教授)
- 「発酵は美味しい!?」金内 誠(宮城大学食産業学群・教授)
- 「ビタミンによる健康寿命の延伸」白川 仁(東北大学大学院農学研究科・教授)
- 「食品のもつ抗アレルギーのポテンシャル」戸田 雅子(東北大学大学院農学研究科・教授)
- 「食品や生体成分の酸化機構を見極めて活かす」仲川清隆(東北大学大学院農学研究科・教授)
- セッションⅡ:「食べる」(座長・高橋歯学研究科長)
- 「口腔マイクロバイオームの細菌叢・代謝解析を基盤とした「食からのヘルスプロモーション」」鷲尾 純平(東北大学大学院歯学研究科・講師)
- 「口の「食べる機能」からみた食学」服部 佳功(東北大学大学院歯学研究科・教授)
- 「コホート研究からみた食学」小坂 健(東北大学大学院歯学研究科・教授)
- 閉会挨拶 佐々木 啓一(東北大学副学長)
2)『革新的食学拠点』シンポジウム2021 (令和3年度開催)(ポスター)
- 開催日程:2021年12月20日(月)13:00-16:00
- 開催形式:オンライン形式
〈当日スケジュール〉
- 挨拶
- 東北大学 総長 大野 英男
- 宮城大学 理事長兼学長 川上 伸昭
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「革新的食学拠点」紹介
- 東北大学大学院歯学研究科長 髙橋 信博
- 東北大学大学院農学研究科長 阿部 敬悦
- 宮城大学理事兼副学長,食産業学群長 西川 正純
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特別講演(基調講演)
- 加藤 久典 (東京大学特任教授:日本栄養・食糧学会長)
「国際栄養学会議および東京栄養サミットを含め国内外の栄養関係のトレンド」
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特別講演(依頼講演;各部局から)
- 原田 昌彦 (東北大学農学研究科教授:放射光生命農学センター長)
「食学における次世代放射光施設の活用に向けた農学研究科の取組み」
- 石川 伸一 (宮城大学食産業学群教授)
「おいしい食品・料理の構造〜3Dプリンタで何の料理を作ればよいのか〜」
- 白石 成 (東北大学歯学研究科助教)
「口腔機能と摂食嚥下」
- 「革新的食学拠点」研究スタートアップ支援・採択テーマ発表
- 閉会挨拶