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難治疾患・口腔免疫学講座

分野の紹介

医療臨床において、免疫学は必須の分野である。例えば、歯科領域においては、麻酔によるアナフィラキシーショックや観血処置による感染は重大な問題であるし、全身疾患を有する患者に対する治療についても、免疫学の知識は必要不可欠である。さらに、全身性の難治性疾患はしばしば口腔内病変として初発するため、免疫学的知識をもった歯科医が全身疾患を発見することも多い。

当研究室では、感染症、腫瘍、自己免疫疾患(糖尿病や難治性疾患)、臓器移植の拒絶、アレルギー(金属、食物、花粉症)などの病態解明を目標に、免疫系の最前線で働くNK細胞やそのレセプターの機能と役割に着目して研究を進めている。NK細胞やそのレセプターの研究は世界的に注目されている分野であり、世界のトップ科学者との共同研究も積極的に進め、大発見を目指している。当研究室は、医学部のみならず工学部、歯学部、薬学部、理学部の出身の研究者が出入りしており、いろいろな方々と交流できるのも魅力の1つである。当研究室では、これらの研究に興味がある学生を広く受け入れ、研究の面白さ、醍醐味をぜひ味わっていただきたいと思っている。

教員構成

  • 小笠原 康悦教授:小笠原 康悦

主な研究テーマ

  • がんの免疫機構からの回避メカニズムの解明
  • NK細胞の標的細胞認識機構の解明
  • ドレス細胞の分子機構の解明
  • 自己免疫疾患の発症の分子機構と新規治療法の開発
  • 金属アレルギーの新規診断・治療法の開発

最近の業績

  1. Nakayama M, Takeda K, Kawano M, Takai T, Ishii N, Ogasawara K. (2011) NK-dendritic cell interactions generate MHC class II-dressed NK cells that regulate CD4+ T cells. Proc Natl Acad Sci U S A. 108 (45):18360-18365.
    ドレス細胞の発見(日経プレス、河北新報、ミヤギテレビ、Yahoo News他に記事掲載)、ドレス細胞は金属アレルギーや臓器移植の拒絶反応に代表される遅延型アレルギーを抑制する。
  2. Takeda K, Nakayama M, Sakaki M, Hayakawa Y, Imawari M, Ogasawara K, Okumura K, Smyth MJ. IFN-γ production by lung NK cells is critical for the natural resistance to pulmonary metastasis of B16 melanoma in mice. (2011) Journal of Leukocyte Biology 90(4):777-85.
    癌の免疫監視機構の研究。
  3. Honda T, Nakajima S, Egawa G, Ogasawara K, Malissen B, Miyachi Y, Kabashima K.(2010) Compensatory role of Langerhans cells and langerin-positive dermal dendritic cells in the sensitization phase of murine contact hypersensitivity J Allergy Clin Immunol 125(5):1154-1156.e2.
    接触性皮膚炎(皮膚のアレルギー)に関する研究。
  4. Vilarinho S, Ogasawara K, Nishimura S, Lanier LL, Baron JL. (2007) Blockade of NKG2D on NKT cells prevents hepatitis and the acute immune response to hepatitis B virus. Proc Natl Acad Sci U S A. 104(46):18187-92.
    B型肝炎の新規治療法の開発研究。
  5. Ogasawara K, Benjamin J, Takaki R, Phillips J H, Lanier L L. (2005) Function of NKG2D in natural killer cell-mediated rejection of mouse bone marrow grafts. Nature Immunology 6(9):938-945.
    移植骨髄の拒絶反応の分子機構の解明(日本経済新聞に記事掲載)。

分野問い合わせ

E-mail:imbio1*idac.tohoku.ac.jp(*を@に変えてください。)
TEL:022-717-8579
FAX:022-717-8452

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